今治タオルブランド「今治謹製」が織り成すストーリー
タオルソムリエが語る、タオルの豆知識。今回は、タオルにも使われるガーゼ生地についてお話しします。
ガーゼといえば、けがをした時に使う柔らかな白い布は、皆さんもよくご存じではないでしょうか。
また、ベビー用の肌着や、夏向きのブラウス、スカート、ハンカチなどでもよく見かけますよね。
ガーゼとは、目の粗い平織りの生地を指します。
甘撚りの糸を平織りした後、晒(さら)して作られます。晒しとは、糸や生地から不純物を取り除き、漂白することです。
ガーゼに使用される素材は、綿や麻、シルクなどの天然素材が多いですが、ポリエステルなどの合成繊維で作られたガーゼも存在します。
薄手のガーゼは通気性に優れ、涼感もあり、漂白後は糊をつけずに仕上げるため、柔らかく肌触りが良いのが特徴です。
日本では、医療用などに使われる薄手の綿織物をガーゼと呼ぶようになりました。
この呼称は、明治時代にドイツから医学を学んだ際に衛生材料としてガーゼが導入されたことに影響を受けています。
語源には、この織物の産地であったパレスチナの「ガザ」(Gaza)に由来する説など、いくつかの説があります。ドイツ語の「Gaze」は、綿や絹の薄い布を意味する古フランス語「gaze」から派生し、さらに古フランス語はパレスチナの「ガザ」(Gaza)に由来します。
ガーゼを重ね多重にすると生地と生地の間に空気の層ができ、通気性や吸水性に優れ、適度な保温性を持つ生地になります。
夏は涼しく、冬は暖かい着心地が得られます。
ガーゼを二重織りにしたものは「ダブル・ガーゼ」、三重織りにしたものは「トリプル・ガーゼ」と呼ばれ、用途によって使い分けられます。
ダブルガーゼのパジャマは、肌触りが柔らかく、一年を通して比較的長い期間着用できるため、パジャマの定番生地として人気があります。
また、多重織りのガーゼケットは空気をたっぷり含み柔らかく、こちらも定番の生地です。
ガーゼ&パイルは、片面が肌触りの良いガーゼ、もう片面が吸水性に優れたパイルの構造を持つ生地です。
両方の特徴を併せ持ち、使い心地がよく、タオルとしておすすめの生地です。
First towelは、「赤ちゃんにとって生まれて“初めて”ふれるタオルでありたい」という想いから生まれたシリーズです。
赤ちゃんにとって使い心地の良いタオルに織り上げました。
表面の柔らかなガーゼ生地は、繊細な赤ちゃんの肌にもやさしい風合い。裏面のパイル生地は、汗や唾液をしっかりふき取り吸水性が高くさわやかな使い心地。
やさしく快適にお使いいただける今治タオルです。
【贈答用】今治謹製 First Towel
ラインナップ 1,100円(税込)~22,000円(税込)
【ご自宅用】今治謹製 First Towel
ラインナップ 1,100円(税込)~7,700円(税込)
赤ちゃんはもちろん、大人の方もお使いいただけます。
ぜひ、ガーゼ&パイルタオルの使い心地を、感じてみてください♪