今治タオルブランド「今治謹製」が織り成すストーリー
ちょっとしたお礼のお返しや結婚式のお祝い、引き出物までとにかく、何をプレゼントして良いのかわからず、最終的には自己満足に終わってしまう事も多いギフト。そんな時に相談できるのが『ギフト コンシェルジュ』。真野さんもそのひとりとして、独自の審美眼によるギフトセレクションが注目され、食にまつわるものから引出物、記念品まで多彩なシーンへのセレクションを提案しています。今回はまさにそんな『ギフトのプロ』としての目線から、贈り物に関して教えて頂くことになりました。
ギフトとは、一言でいうならばコミュニケーションツールです。
自分の気持ちをカジュアルにもフォーマルにも託せるもの。時には言葉以上に気持ちを物語ってくれる場合もあります。
ビジネスの場においては潤滑油になってくれますし、プライベートな場では、自分や他の誰かのアンテナを送受信する機会であることも。自分を印象付けることもできますし、また、そこから楽しい会話や、共通の趣味など新しい発見があることも。
いまSNSで人と簡単に繋がれる世の中ですが、どんなに時代が進んでも、なくなることのない人とのつながりのかたち、そのひとつがGift &giving(贈答)ではないかと考えています。今、「ギフト」が着目されているのは、バーチャル化していく世界で、3次元で体感できる人とのつながりだからだと思います。
まず、相手のライフスタイルになじむかどうかがひとつの大きなポイントになります。自分にとってどんなに素晴らしい物でも、相手のライフスタイルに合わなければ、その物としての価値は、半減してしまいます。
例えば、お店で素敵なデザインだったり使い方がとてもユニークで面白いと思う物との出会いは日々あると思います。でも、それは自分にとっての話で、逆に考えると、自分の生活には必要ないけれど、贈る人を考えてあの人なら喜んでくれそうとか、面白がってくれそうと思う。
贈り物は、そんな目線で選ぶ事も必要なのです。
まず、旬のもの。その時期にしか楽しめなかったり、味わえないもの。次には、ちょっとしたプレミアム感があるもの。また、老舗の看板に頼るのも良いと言えます。認知度が高いブランドや、歴史のある専門店の物であれば、金額以上の好印象を受取手に与える事ができます。そういった意味でもプレミアム感のある今治謹製のタオルはおすすめですね。
― このタオルは結婚式の引き出物としてもふさわしい物のひとつだとか。―
日々の生活のささやかなシーンをほんの少し豊かにしてくれる上質な消耗品は、誰にでも喜ばれますよね。上質なタオルは、何枚あっても困らないし、その時すぐに使わなくても、新しい年を迎えるタイミングで替えるという方も少なくありません。必ず使っていただけるものだし、いくつあっても困らない、さらにユニセックスでエイジレスで贈れる優れもののギフトです。
色や柄物は好みが分かれると思われるのなら、清潔感のある白を選ぶと間違いはないと思います。引き出物などフォーマルなシーンで贈るなら、2枚贈る場合は色のトーンが揃っている方が好ましいと言えます。また、その時の季節感を考慮に入れても喜ばれます。例えば、寒くなる季節だったら『極上タオル』のように少し厚みのあるタオルが心地よいと感じるし、暑い季節には『至福タオル』のような、ちょうどよい厚みが心地よいと感じると思います。
今治謹製のタオルなら、私は個人的には『至福タオル』が好きです。それほど厚すぎないところが扱いやすく、洗濯してもすぐに乾く。それでいて吸水性は充分です。男性はもちろんですが、この優しい柔らかさが女性には間違いなく喜ばれると思いますよ。