今治タオルブランド「今治謹製」が織り成すストーリー
立春を過ぎる頃から徐々に暖かくなり、春の兆しがところどころで見られます。
いち早く春の訪れを知らせる梅の花は、1月下旬から約3か月かけて、ゆっくりと日本列島を北上ながら早春を彩ります。
昔から、春の到来を待ちわびる人々に愛されてきたお花です。
日本人の文化に深く関わっていることから、梅にまつわる言葉が多くあります。
“松竹梅”の由来になったと言われている“歳寒三友”は、中国で宋の時代から描かれ始めた画題です。
“歳寒”は寒さが厳しい冬の季節、“三友”はそんな季節でも立派に葉を茂らせる松と竹、華麗な花を咲かせる梅の花を示しています。
当時は、文人の理想とされる”清謙・潔白・節操”を表すために描かれていました。
江戸時代に“松竹梅”が庶民の間でも身近なものとなり、吉祥の意味を表す縁起物として広まりました。
“梅に鶯(うぐいす)”は、相性の良い組み合わせの例えです。
春先になり、梅の花が咲き鶯(うぐいす)が鳴き始める初春の光景の様子を表しています。
万葉集の春の歌や絵の題材としても、よく用いられてきました。
この句の後には、“紅葉に鹿”、“牡丹に唐獅子(からじし)”、”竹に虎”、柳に燕(つばめ)”と続けて表現されます。
とはいえ、実際に梅の木によくとまるのは、メジロです。
メジロは、梅の花の蜜を吸いにやってきます。
梅を見に行く際は、メジロも探してみてくださいね。
歌で用いる季語にも、梅を表現する語がたくさんあります。
“梅ふふむ”は、初春の季語です。
漢字では「含む」と書きます。梅ふふむとは、梅の蕾が膨らんできて、今にも開花しそうな様子です。
春の訪れを待ちながら、梅の花の可愛らしい姿を詠んだのでしょう。
梅は、花を愛でるばかりでなく、食材としても日本人の身近に存在しています。
”塩梅(あんばい)”とは、料理の味加減や、物事の具合や様子、健康状態のことを意味する言葉です。
昔は、料理の味加減は塩と梅酢を使って整えられていました。
そのため、塩と梅酢のバランスが取れていることを“良い塩梅”と呼んでいたと言われています。
暮らしの中でも、梅が昔から重宝されてきたことが分かりますね。
お世話になった方へ、感謝の気持ちを伝える贈り物には、至福タオル梅染めを。
本物の梅の花から染めた梅染めのタオルは、春を華やかに彩ります。
【贈答用】今治謹製 至福タオル梅染め
ラインナップ 3,300円(税込)~11,000円(税込)
梅を見て、春の訪れを感じてくださいね♪