今治タオルブランド「今治謹製」が織り成すストーリー
女性誌を中心にファッション・スタイリストとして長年活躍している若狭惠美さん。
シンプルだけれどエレガントなスタイリングに定評があり、ウェディングやゴルフなど専門性の高いスタイリングの仕事も得意です。あちこちの展示会を飛び回り、企画にふさわしいアイテムをピックアップし、クライアントや編集者と打ち合わせ、撮影現場ではモデルやスタッフに気を配る―。
そんなベテラン・スタイリストも家庭では6歳の女の子のママ。「とにかく時間がなくて、毎日がドタバタなんですよ~」と明るい笑顔で語る若狭さんに、まずはお仕事の風景から、うかがってみました。
-ファッションのスタイリングが中心の若狭さん。その仕事のなかで、タオルは裏方としてどんな役割を担っているのでしょう。-
撮影の時、モデルさんには私服からバスローブに着替えてもらい、ヘアメイクをスタートすることが多いですね。とくにドレスの撮影では下着のあとが残ると気になりますし、デコルテや背中をメイクすることもあるので……。そんな撮影準備の始まりにふかふかのバスローブに包まれたら、モデルさんのテンションもあがるし、心からリラックスしてもらえるのでは? ほかにはスリッパやミニマット、バスタオル、ひざ掛け、クッション、寒い季節は湯たんぽやソックスを用意することもあります。
ウェディングのモデル撮影ではドレスや着物がちょっと大きいことも多々あります。そんな時にタオルを巻けばシルエットはくずれないし、よけいなシワも消えてきれいに着用できます。もちろん専用のパッドもありますが、ひとりひとりの体型やドレスにあわせて微調整ができるハンドタオルが活躍しています。
ゴルフなどのスポーツブランドに限らず、ファッションのロケ撮影は、真夏に秋冬物を着て撮影をするので、モデルさんがどうしても汗をかいてしまいます。そんな時に「汗拭きタオルに使ってくださいね!」とハンドタオルやタオルハンカチを渡すと喜んでもらえますね。
日本人のモデルさんは、何度も仕事をしている方がほとんど。でも、外国人のモデルさんは初対面の方も多く、次シーズンはスーパーモデルに成長してもう来日しないかもしれない!(笑) もちろん気心の知れたモデルさんとも慣れあうのではなく、つねにベストな状態で彼女たちの魅力を表現してほしい。そう考えるとすべては一期一会! しっかり準備することで撮影がスムーズになり、よい結果につながると思っています。
――仕事場でのタオルはリラックスグッズであり、コミュニケーションツールの役割も果たしているよう。それでは完全オフ、プライベートである若狭家でのタオルは? と聞くと――
娘も6歳になってずいぶん静かに、じっと座ってくれるようになりました(笑)。それでも朝に起こして、ごはんをつくって食べさせ、一日の終わりにはお風呂に一緒に入って、娘の髪を乾かしてから寝かせて……。大人が考えるスケジュールはさておき、子どもは子どもでやりたいことがたくさんあるみたい。とにかく時間が無くて、毎日バタバタしているんです。
子育てを経験してから、お風呂上りの髪を乾かすのに、タオル次第で時間が全然違うことに気づきました。吸水性のよいタオルは、明らかに髪の乾きが早い!! 我が家にはいろいろなタオルがあるのですが、娘のお風呂上りにパッと手に取るのは今治謹製の「至福タオル」です。やわらかさと吸水性が全然違いますから。娘は「ふわふわーー♥」なんて言いながら、目をつぶってうっとりおとなしくしてくれるので、ますます“時短”できて助かっています(笑)。
私自身がお風呂でさっぱりした後に使いたいのは、心から癒されるニュートラルカラーのタオルですね。“目を休めたい”潜在意識からか、強い色や柄もののタオルはほとんど選びません。派手な色や元気な柄のタオルでテンションをあげるより、やさしい色の無地タオルで気持ちをフラットにして、リセットしたいんです。
母娘でお気に入りの今治謹製の「至福タオル」は2色展開。とくに“ゴールド”と名づけられた色がとても素敵で気に入っています。淡い色のタオルは使い込むうちにどんどん安っぽくなってしまうものが多いけれど、このタオルは素材が良質で光沢感もあり、あたたかみのある色あいに癒されます。聞けば、高級綿のひとつである新疆綿の長綿を使い、糸の段階で今治の良質な軟水をたっぷり使って晒す、独特の“先晒し”製法の今治タオルらしく、吸水性や肌触りの良さが特長なのだそう。どうりでなるほどやさしく心地良い風合いなんだと、母娘で納得しています。
最近は「私もやりたい!」とお手伝いモードが高まっている娘。子ども用の包丁を買ったのですが、何かしら切りたがっていて、見ているほうはヒヤヒヤするばかり。でも、なるべく彼女のやりたい気持ちを大切にして、お手伝してもらおうと思っています。
ほぼ毎日の洗濯も、娘にはタオルを中心にたたんでもらいます。洗いたてのタオルの気持ち良さにいちばんに触れてほしいし、タオルは四角いので子どもにもたたみやすいみたい。保育園での出来事やテレビの話など、他愛のないおしゃべりが多いけれど、お手伝いをしながら母娘が向き合える大事な時間。大人と同じ作業をしていることがうれしいみたいで、日々子どもの成長を感じています。
今治謹製の「至福タオル」は使い込むほどにふんわり感が増す気がするので、柔軟剤は使っていませんが、10回に1回、少しだけ柔軟剤を使うとふんわり感が戻ると聞き、やってみようと思っています。自分好みの上質なタオルを選ぶことは大切ですが、その質感を損なわず、長持ちさせるためには、日常の手入れが大切ですものね。いまのところ引退させるタイミングが分からないくらい、良い感じのふわふわ感を楽しんでいますが、タオル用の棚があるのでそこに入る枚数がひとつの基準。新しいタオルを買ったら、古いタオルを見直して整理するようにしています。
今治謹製の「至福タオル」はパッケージも素敵で、チリンチリンと鳴る小さな鈴が付いていることに娘はとても喜んでいました。開けた瞬間、木箱特有のふわっとくる香りに癒されますし、内側のラッピングにも高級感やサプライズ感がありましたね。
おうちにお呼ばれした時のお礼や転園される方へのご挨拶など、ママ友への贈り物の機会が多いのですが、タオルを選ぶことが増えました。差し上げてもいただいても負担にならない金額で、喜んでもらえて、感謝の気持ちをさりげなく表現できるもの――。そう考えるとタオルギフトって間違いがないんです。フェイスタオルやタオルハンカチは何枚あってもうれしいものですし。
我が家で好評の今治謹製の「至福タオル」シリーズを贈ることも多いのですが、気になっているのが1個1000円(税別)の今治謹製の「千歳はんかち」シリーズ。正方形の木箱は可愛いし、軽いので渡しやすいですよね。パッケージを開けた時、ふんわりした今治タオルのハンカチがロールケーキみたいで可愛くて、サプライズ感もしっかりあり、いろんな頃合いが良い感じ。家に何個か常備しておいて、何かあったらさらりとお渡しする。そんな風に感謝の気持ちをスマートに表現できたら素敵だなと思っています。